ダウ理論について!



ダウ理論とは、為替相場等でのトレンド状況を判断する際の理論・概念です。
為替相場の値動きのクセにつけた呼び名です。

FXでの為替相場や株式投資の株価等で、市場での値動きに現れる「トレンド」の動向が「いったん始まったら反転が証明されるまでトレンドは継続する」とされるクセのことを「ダウ理論」と呼びます。

ダウ理論はFXでの為替相場や株式投資での株価などのチャート市場での
値動きを評価するための理論であり最も重要なテクニカル指標のひとつです。

為替相場の値動きには、様々な要素が関係していますが、一度「上昇」もしくは「下降」というトレンドが始まったら、それを反転させる現象がおきないかぎり、相場は「上昇」もしくは「下降」を続ける。

これがダウ理論の概念です。
ダウ理論には、以下の6つの基本法則が提唱されています。

1:平均はすべての事象を織り込む
ファンダメンタルもテクニカルも市場参加者心理もすべてひっくるめて、
チャートの値動きに織り込み済みで価格が形成されているということ。

2:トレンドには3種類ある
以下の3種類のサイクルでトレンドは形成されています。
主要トレンド:1年~数年のサイクル
二次トレンド:3週間~3ヶ月のサイクル
小トレンド :3週間未満のサイクル

3:主要トレンドは3段階からなる
トレンドには、「先行期」「追随期」「利食い期」の3段階がある。
利食い期にはトレンド反転の兆候として、ボラティリティの低下やレンジ形成がみられたりします。

4:平均は相互に確認されなければならない
複数の平均的なテクニカル指標を使用した時に、
両方のテクニカルで同じシグナルが見られない限り明らかなトレンドと判断できないという要素。

5:トレンドは出来高でも確認されなければならない
出来高(ボラティリティを指す)が高い時点で発生したトレンドは、信憑性が高い。

6:トレンドは明確な転換シグナルが発生するまでは継続する
節目となる価格でのシグナルがでたりしないと、なかなかトレンドは反転しにくいという要素。

ダウ理論の使い方

ダウ理論はFXでの為替相場とチャート上での値動きだけでなく、株式投資など市場が展開されるものであれば、ダウ理論は展開されるとされています。

市場が形成されるチャートは、群衆心理が集約されたものです。買いたい気持ちと売りたい気持ちの攻防がチャート上に表現され、ある一方に群衆の気持ちが動いた時にトレンドが形成されます。

一度できたトレンドは、反転が証明されるまで継続されるとあります。
明確な反転基準をチャート上に持ち、それを根拠にトレードのエントリー理由にしていくのは、ダウ理論に基づいて勝率をあげる要因になります。

FXでのトレードでは、ダウ理論によるエントリー根拠は、世界中のFXトレーダーの指針のひとつとなっており、参考にすべき重要なテクニカルのひとつと言えます。

 

ダウ理論に基づくトレンド

ダウ理論に基づくトレンドは2種類です。
「アップトレンド(上昇)」「ダウントレンド(下降)」です。

トレンドが無い時、トレンドが崩壊して方向性が無い時には
「レンジ相場(持ち合い・中立・トレンド崩壊)」と呼ばれています。

・アップトレンド
高値と安値がその前の高値安値より連続して切り上がっているもの
・ダウントレンド
高値と安値がその前の高値安値より連続して切り下がっているもの
・レンジ相場
持ち合い・中立・トレンド崩壊・ボックス圏ともいいます。
一定の変動幅の範囲内で価格が上昇下降を繰り返している相場状況を指す

アップトレンドの定義
アップトレンド(上昇トレンド)の定義は、高値と安値がその前の高値安値より連続して切り上がっているものを指します。

上記の図のように、
高値と安値がその前の高値と安値よりも切り上がっている状態がアップトレンドです。
このようにキレイにすんなりと高値更新していかなくとも、一旦プルバックで下降したとしても「押し安値」を切らないで上昇すれば、アップトレンド継続とみます。

ダウントレンドの定義
ダウントレンド(下降トレンド)の定義は、高値と安値がその前の高値安値より連続して切り下がっているものを指します。

安値と高値が連続して切り下がっている状態がダウントレンドです。
上記のようにキレイにすんなりと下値更新していかなくとも、一旦プルバックで上昇したとしても「戻り高値」を切らないで下降すれば、ダウントレンド継続とみます。

レンジ相場の定義

レンジ相場とは、一定の変動幅の中で価格が上昇下降を繰り返す状況です。
「ボックス圏」「もみ合い」「ダウ中立」「トレンド崩壊状態」とも呼ばれます。
トレンドが発生している状態でも短期的なボックス圏を形成したりする場合もあり、
その時々の状況に応じて呼び方を使い分けたりもします。

一定の値幅の中で上下するのがレンジ相場です。
レンジ相場は、いつか上下どちらかに価格がブレイクしていきます。
レンジ相場をブレイクしてのトレンド発生初期にトレードすることで、FXトレードでは利益を出しやすいトレードポイントとされています。

 

トレンドの発生

FXのチャート上でトレンドが発生する際には、「押し安値」「戻り高値」がポイントとなります。
アップトレンド発生の際には、「戻り高値」を上抜けて、その後「押し安値」を下抜けずに更なる高値を形成すると、アップトレンド発生となります。

高値と安値を連続して切り上げることで、アップトレンドの発生と見ます。
ダウントレンド発生の際には、アップトレンドと逆になります。
「押し安値」を下抜けて、その後「戻り高値」を上抜けずに更なる安値を形成するとダウントレンド発生となります。

一度形成されたトレンドは、「押し安値」「戻り高値」を更新しない限り継続します。当然タイムフレームの時間足ごとにトレンド状況は異なります。
長期足チャートでのトレンド状況が、短期足チャートでのそれよりも重要視されます。

 

ダウ理論によるエントリー

FXトレードにおけるダウ理論の利用方法は重要です。
週足、日足、4時間足などの長期足でのトレンド方向を確認し、そのトレンドに沿って短期足でエントリータイミングを測っていきます。
ここにレジスタンス・サポートラインを明確に引いて判断すれば、トレードの勝率はグッとあがっていきます。
チャートの状況をみてすぐにトレンド状況が判断できるように、ダウ理論を理解していきましょう。

ダウ理論は終値が重要視される
意識されるラインや押し安値・戻り高値を抜けたとしても、即座にトレンド判断をするのは時期尚早です。
一旦価格を抜けたとしても、チャート上でヒゲとなって価格が戻してしまい、ロウソク足実体部分(終値)は価格を抜けれずに、結局戻されて「騙し」となることも多々あるからです。

一旦価格を抜けてもヒゲで騙しとなって反発したとなると、逆に売買の攻防に反対側に決着がついたと市場参加者の多くが判断し、ダマシが入った反対方向に価格が動いていくことがままあります。
(上記のヒゲの騙し例画像も、ヒゲ騙し後に反対方向に相場が動いてます。)
ロウソク足の実体(終値)でしっかりと価格を抜いてこそ、抜けた方向にトレンド継続と判断します。
ダウ理論は基本的に「終値」を重要視します。
完成されたロウソク足チャートでダウ理論上のトレンド判断をしていくのが基本となります。ロウソク足の終値で抜けてるかどうか、それが重要です。

 

トレンドは短期足からつくられる

ダウ理論によるトレンドは、長期足チャートでの大きな流れが強く意識されます。
その反面、トレンド自体は5分足や15分足などの短期足チャートからつくられていきます。
もちろん、トレンドが崩壊する時も短期足チャートから崩壊していきます。
長期足チャートでの重要な節目となる押し安値や戻り高値の位置を認識し、短期足チャートでの相場の直近状況を見て、相場の全体像を把握していきましょう!

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